#21 「社長の言葉」は最大のコンテンツ

第2週の木曜日に発信

この会社の特徴

TAMA WORK 編集統括をしております若林勇貴です。
採用サイトを作る際、多くの企業で掲載されているのが「代表メッセージ」や「社長挨拶」です。

しかし実際には、
・形式的な文章になっている
・会社案内のような内容になっている
・誰に向けて書いているのか分からない
といったケースも少なくありません。

一方で、求職者にとっては、社長の言葉こそが会社の本質を知る重要な情報でもあります。
特に中小企業の場合、会社の雰囲気や価値観は、社長の考え方と強く結びついています。
今回は、採用サイトで共感を生む「トップメッセージ」の作り方について解説します。





1. 求職者は「会社の空気」を知りたがっている

求職者が企業を選ぶとき、給与や条件だけを見ているわけではありません。

特に30代以降の転職では、

・どんな考え方の会社なのか
・どんな価値観を大切にしているのか
・どんな人たちが働いているのか

といった「会社の空気」を知ろうとします。

しかし求人広告では、どうしても

・仕事内容
・勤務条件
・福利厚生

といった情報が中心になります。

そこで重要になるのが、社長自身の言葉です。トップメッセージは、会社の考え方や方向性を伝える、最も強いコンテンツと言っても過言ではありません。

2. よくある「もったいないトップメッセージ」

採用サイトを見ていると、次のような文章がよく見られます。

「当社は創業以来、地域社会への貢献を大切にしながら事業を展開してきました。今後もお客様に価値あるサービスを提供し…」

もちろん間違いではありません。

しかし、この文章だけでは、

・どんな会社なのか
・どんな人と働きたいのか

が見えてきません。
求職者が知りたいのは、会社の“本音”や“ストーリー”です。

3. 共感を生むトップメッセージの3つのポイント

では、どのように書けばよいのでしょうか。

ポイントは3つあります。

① なぜこの会社を始めたのかを書く

会社の理念やビジョンも大切ですが、まずは創業の背景を伝えると、ぐっとリアリティが出ます。

例えば、
・どんなきっかけで起業したのか
・どんな課題を解決したかったのか
・なぜこの仕事を続けているのか

こうしたストーリーは、求職者にとって会社を理解する大きなヒントになります。

② どんな仲間と働きたいかを伝える

採用サイトのトップメッセージでは、会社が求める人物像を伝えることも重要です。

例えば、
・自分で考えて動ける人
・お客様と長く関係を築ける人
・チームワークを大切にできる人

といったように、具体的な言葉で伝えることで、応募する人のイメージが明確になります。
これは、ミスマッチを防ぐ意味でも非常に効果的です。

③ 会社の未来を語る

求職者は、「この会社に入ったらどうなるのか」という未来も見ています。

そこで、
・これからどんな会社を目指しているのか
・どんな事業を広げていきたいのか
・社員にどんな成長機会があるのか

といった未来の話を入れると、会社の魅力がより伝わります。

動画メッセージという選択肢もある

最近では、文章だけでなく動画でトップメッセージを伝える企業も増えています。

動画には、

・人柄が伝わりやすい
・会社の雰囲気が分かる
・信頼感が生まれる

というメリットがあります。スマートフォンで撮影したシンプルな動画でも、文章以上に伝わることがあります。
特に中小企業の場合、「作り込まれすぎていない自然な動画」のほうが親しみやすいことも多いです。

トップメッセージは“採用コンテンツ”の中心

採用サイトを作るとき、多くの企業は

・会社概要
・事業内容
・募集要項

などの情報を優先して整えます。

もちろんそれも大切ですが、求職者の心を動かすのは、人の言葉です。社長の考え方や想いが伝わるトップメッセージは、採用サイトの中でも特に重要なコンテンツと言えるでしょう。

まとめ

採用サイトにおけるトップメッセージは、単なる挨拶ではありません。

・会社のストーリー
・価値観
・未来の方向性

を伝える、大切なコンテンツです。

もし現在の採用サイトに「形式的な代表挨拶」しか載っていない場合は、一度見直してみることをおすすめします。社長自身の言葉で会社の考え方を伝えることで、共感してくれる人材と出会える可能性は大きく高まります。

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