2015年創業。専門的な税務処理や会計処理を代行し、常にお客様のニーズに合わせた対応を行ってきました。府中市出身の杉山代表だからこそ、地域密着型の税理士事務所には思い入れもひとしおです。街の活性化を図りながら、今日もさまざまな業種の法人・個人の相談にのっています。
企業情報: 杉山耕一税理士事務所
事業概要:税務会計業務
住 所:府中市
代表取締役:杉山 耕一
強みはスタートアップ企業の豊富な支援実績
スタートアップ。最近のビジネス業界ではよく使われる言葉になりました。新規事業やビジネスチャンスを掴もうとする人たちのことをいいます。
実際に会社を起こすにあたり、登記申請や資金調達、各種届出など、様々な準備をする必要があります。自力で全てのことをやり遂げるのはなかなか難しいでしょう。そんな時、具体的な相談に乗り、経営の方向性を示すのが税理士です。
杉山耕一税理士事務所では、スタートアップ企業を始め、約150社ほどのクライアントを担当しています。府中市を中心に小金井市、武蔵野市から東京都、千葉県、神奈川県と安定した契約数で、常に依頼が途絶えません。
黒字化支援に持っていくために、法人・個人の決算支援、会計指導、税務申告の他、時代の変化に伴いクラウド会計導入支援、コンサルティングなどの業務を行っています。
代表の杉山さんはクライアントとの関係性について語ってくださいました。
「弊所は、主に中小企業や富裕層の方々からの依頼を受け、税務会計業務を行なっています。スタートアップ企業の場合、8割が30代〜40代の働き盛りの世代。“自分の店を持ちたい”、“新事業を始めたい”と、これまでの経験と情熱を持っている方々が多くいらっしゃいます。
その際は、弊所の会社設立サービスを紹介しながら、創業計画書などを一緒に作成し将来の見通しを立てるお手伝いをしていきます。
融資のために金融機関などへ提出する書類は、具体的な数字が必要になり、熱意や意気込みだけでは十分な支援が難しくなります。審査に通らなければ融資は受けられないので、我々は満額融資のために全力でサポートを行います。
また、法務局に関する会社の届出などは、提携している行政書士に繋ぎます。税金に影響の出る決算月や資本金についての相談を受けたり、投資のお手伝いなども税理士の腕の見せ所です。
新規事業の方には、業界の料金プランと比べて、少々価格を抑えながらご提案しています。事業形態にもよりますが、創業時は設立費用などがかかりますので、安心感を持っていただきたいという思いがあります。
お客様が5年後、10年後にどのような成長を遂げられたいのか。一緒に理想の未来を見据え、寄り添っていくことが我々の役目だと考えています」
杉山さんは全てのクライアントに対して手厚い対応をするために、日々の業務改善と作業効率を上げていくことを一番に掲げられていました。
想像力も求められる、税理士の仕事
昔から、杉山さんは高級時計などを身に付けている人を見かけると、ついつい気になってしまうそうです。
「この方は一体、どんな仕事をしていて、どのくらい稼いでいるのか…」。その人の背景を想像することで、税理士として必要な分析するチカラや先を見抜くチカラが自然と身に付けられます。
「税理士になって間もない頃、担当したお客様の中に、僅か1年で数億を売上げ、億万長者になられた方がいます。ご本人の努力はもちろん、先見の明や戦略があったからこそ、成功を遂げたのだと思います。
これから弊所で一緒に働いてくださる方には、お客様と共に成長していく過程を間近で感じてもらえればと思います」
サーフィン会社から税理士へ
杉山耕一税理士事務所では、どんな方が働かれているのでしょうか。
従業員の中には、税理士・社労士の資格取得を目指しながら働いている方もいて、学びながら業務を覚えられます。
という杉山さん自身も、異業種から転職をして税理士になったひとりです。
高校卒業後は、興味のあった建築系の専門学校へ入るも、すぐに退学。フリーター生活を2年ほど送った後、サーフィン会社へ就職します。
サーフボード製造販売やサーフィン関連商品の販売を3年続けましたが、20代も半ばに差し掛かり「いずれは結婚し、家庭を持って…」と、将来を真剣に考えるようになりました。
そんな時、友人から「税理士なら2年で受かるよ」という言葉を耳にします。今まで以上に安定した収入が得られ、国家資格であることから人並み以上に豊かな暮らしができるのではないだろうか。また元々お金の仕組みに興味があり、昔から計算が好きだったのも決め手でした。
サーフィン会社を退職し、25歳で通信制の大学に入学。1日7、8時間の勉強とアルバイトをしながら生活する日々が始まります。
杉山さんは税理士を目指すと決めたものの、何者でもない自分に当時は不安を覚えていたそうです。
「友人から勧められた時は、税理士試験がこんなにも大変だとは思いませんでした。むしろ簡単に合格できると思っていたんです。4回目の試験でようやく受かりました」
当時、杉山さんは都内の外資系事務所などで勤めたかったそうですが、なかなか採用に至らなかったとのこと。勉強時間も必要なため、自宅から近い、松本税理士事務所へ面接に行きます。
そこで所長の松本さんから、“将来、独立を目指すのなら来てもいい“と面接時に伝えられ、そのままに飲みに連れて行ってもらったとか……若かりし頃の杉山さんにとって、なつかしい思い出です。
「税理士試験に受かる前に採用し、育ててくれた松本先生には感謝の気持ちでいっぱいです。独立後も、松本税理士事務所と同じビル内に事務所を構え、提携の税理士事務所として共に歩んできました。
独立後の最初の4年間はほぼ一人で営業・雑務をこなし、ホームページ制作なども自力で行っていました。
初めて契約が取れた時は、本当に嬉しかったです」
徐々に口コミや知り合いからの紹介、ホームページからの問い合わせが来るようになり、安定し始めたのは事務所が5年目を迎えた頃。今や従業員の人数も年々増え、業績も順調に伸ばしています。
デジタル化に関心を持っている人を希望
杉山さんに今回の採用で、どのような方を募集しているのか改めて伺いました。
「正直なところ、これまでの経験から弊所では新卒の方よりも、すでに社会人としてのご経験がある方が長く勤めている傾向にあります。
従業員の8割は女性。従業員たちの前職は医療関係や販売員などをしていて、経理・会計などは未経験な方がほとんどです。意欲があれば3年目で経理の設計ができるようになり、とても頼りにしています。
他社と比べても、東京都23区の大手税理士事務所には負けない同等の基本給を支給し、モチベーションを上げて仕事に打ち込めるようしっかりとした待遇を設定しています。
弊所は成長期でありますが、今後は時代の流れに沿って、デジタル対応化がますます進んでいくのは明確です。新しいことにチャレンジすることは、当たり前くらいな精神でやっていますが、こうした変化に対してはむしろ若いメンバーから“次はこういったやり方の方がいいですよ”と教えてもらえるくらいが理想です。
仕事では何をするにも“効率化”を重視していますが、正直な気持ちをいえば、多少効率が悪くてもいいので、従業員同士で考えた仕事のやり方や改善提案してほしいと思っています。
自分からアイデアを出せて、改善を繰り返しながらクライアントのことを考えられる人材を求めています」
取材中も、パーティションの向こうから女性従業員の方々の活気のある声が聞こえ、クライアントへの心配りや丁寧さが伝わってきました。
子育てママでも働きやすい職場に
従業員に女性が多いということは、仕事と子育てとの両立をしている方も多いはず。日頃から、どのような取り組みがなされているのかお聞きしました。
杉山耕一税理士事務所では、在宅ワークが可能。お子さんが風邪や病気で休んだ際にも自宅で業務を行うことができます。
家族の事情で休むことが続くと、働きにくさを感じてしまう方が多いのはもったいないと話す杉山さん。働きやすい職場作りをするために、週に1回は在宅ワークを推奨しています。
「弊所では社食のお弁当があり、栄養面や家事の時短も兼ねて、仕事に集中できるよう効率化の一助として利用してもらえればと思います。
また、客先訪問は、代表の私以外ほぼ出向くことがありません。クライアントも日々忙しいので、直接会う時間を取っていただく必要性があまりない場合は、効率重視でメールや電話での対応をしています。
昔は、どこの税理士事務所でもあったかと思われますが、事務所の固定電話にクライアントがかけてきて、所長がすぐに対応ができないと長々お待たせさせてしまうのが通常でした。
今では弊所でも事務所専用の携帯番号をお伝えし、いつでも連絡が取れるような体制を整えています。他の従業員でも、内容によってはすぐに解決できるものも多いので、ある程度の内容は全員で共有できるようにしています。
勤務時間については、繁忙期以外は残業がほぼありません。定時18時で退社できるのも弊所のメリットで、私自身が残業をすることが好きではなく長時間働くことは非効率に感じています。
自分のプライベート時間は大事ですし、私も休みは一切仕事のことからは離れて、家族との時間や趣味を楽しんでいます。
できるだけ、従業員のみなさんには気持ちよく仕事を続けてもらえるように工夫をしていますので、心配な方は面接時に気軽にご相談ください」
現在は年内に事務所が移転予定のため、近隣に新しいビルが建設中。これから入社する方は、新築の事務所で働くことができるのも大きな魅力になるでしょう。
従業員さんにインタビューしてみました
●入社を決めた理由を教えてください。
今は、税理士を目指して勉強中です。仕事をしながら資格取得を目指せる環境を探して、弊所へ入社いたしました。通勤がしやすく、府中駅からさほど遠くないのもメリットでした。
●具体的にどんな仕事をされていますか。
主に、クライアントの月次・年次決算業務、年末調整・法定調書合計表・給与支払報告書作成などが日々の業務になります。
●以前から会計・税務に携わっていたのでしょうか。
いえ、前職は接客業で会計や税務とは違う職種でした。税に関する知識を深めたいと思い転職を決めたのですが、周りのスタッフも同じような方が多く、未経験で入って来られていました。今では分からないところはお互いに質問し、相談し合う関係ができています。
●職場の雰囲気を教えてください。
年齢や上下関係なく意見交換ができる職場で、スタッフの仲は良いと思います。弊所では担当制を取っていないため、1人に負担がかからず、皆で話し合いながら業務に取り組めています。
●これから入社する方へメッセージをお願いします。
個人事務所なので、事務所から決算業務まで一連の業務を経験させてもらえます。スキルアップに繋がりますので、一緒にやりがいを感じながら頑張っていきたいです。ぜひ、お待ちしております。