「新しいことに何でもチャレンジし、スタッフの人生に合わせられる会社でありたい。そして、私たちが販売する車がお客様の舞台の一部に乗せてもらえたら」。2007年に創業した栗原繁和さんは、スタッフの活躍を支えながら大切に守る、頼れる存在。「何かしよう。よし!やろう」前向きなマインドで働き、仲間とともに飛躍する人材を募集。
企業情報: 株式会社NEXT STAGE
事業概要:自動車販売・買取、板金塗装、認定整備工場
住 所:福生市・羽村市
代表取締役:栗原 繁和
お客様もスタッフも幸せな自動車販売へ
株式会社NEXT STAGEは、スズキ自動車の新車・中古車を販売するサブディーラーであり、カスタムカーの販売、部品製造やネット販売、自動車整備の事業を行っています。2007年に代表取締役の栗原繁和さんが創業し、以来、黒字経営が続く堅実に成長している企業です。羽村市・福生市・入間市に拠点があり、各部門のスタッフは、同じ立場で意見を交わせるフラットな組織で、様々な企画やアイデアが話し合われています。社内から派生したのが、独自に構築したカスタムカーのシステム化やモデルカーの展示、カスタム部品の自社ブランド化など、積極的に新たな事業を展開しています。
風通しも良く、スタッフが「やりたい」と強く思うことを実現させる柔軟な社風ですが、栗原さんは、当初どのような販売店を目指していたのでしょうか。
現在も毎日飛び回るように動いている栗原さんは、前職でも中古車販売の営業をしていました。優秀な成績を収め支店長まで上り詰めましたが、年功序列が当たり前の世界だったこともあり、絶えず歯がゆさを感じていました。それならば年齢や条件に縛られない柔軟な働き方ができる会社を作ろうと、28歳で独立。
株式会社NEXT STAGEを立ち上げます。最初の2年ほどはRV車を販売し、昼夜動き回り、がむしゃらに働いていました。「当時は、営業の仕方がかなり違っていました。何より15年前の若い体力だったからできたのかもしれません」と振り返ります。
RV車の営業からスズキ車の販売に舵を切った理由は、仕入れが安定しているから、と栗原さんは話します。突出してカスタムが好き、スズキ車命という訳ではなく、お客様に安定して提供できる商品としてスズキ車を選び、2013年にサブディーラーの認定を受けました。
「SUZUKIの看板を掲げるには、販売台数や整備においても一定のレベルが問われます。正規ディーラーやメーカーからの整備・修理にも対応しており、技術力に自信を持っています」。販売と技術の両輪でお客様からの信頼を獲得し、スタッフもその信頼関係をプライドに仕事ができる。それが会社としての安定にもつながっています。
「ありがたいことに、創業以来、黒字経営を続けられています。カスタムカーの販売や自社ブランドのカスタム部品も順調に伸びています」と栗原さん。2019年には南東京エリアで最優秀賞を受賞。営業力だけでなく、メーカーや代理店による様々な依頼に応じられる対応力、技術力があり、ユーザーであるお客様からも信頼され続けています。
「人に光を与える会社」を旗印に
「『将来に夢や希望を持てる会社にする』と、社員さんたちに約束しています。弊社は、その人のやりたいこと、生かしてほしいことに光をあてていきたいという思いからスタートしています」と栗原さん。「もっとやってみたい、もっと収入を上げたいという熱い思いが社員から現れた時に、必ずその舞台を用意すると伝えています。人に光を与えるのは、この会社が人ありきで事業が広がってきたからです」と話します。
元バリバリの営業マンだった栗原さんですが、店舗や現場の雰囲気はとても和やか。そうなるまでに、実は悩んだ時期もあったそうです。
「最初の2年間はすぐ辞める人がいたり、独立する人もいたりと、社内の空気がなかなか安定しませんでした。私自身やスタッフにも子供が生まれ、このままがむしゃらな働き方でいいのか、組織としてもう少し会社の核になるものを安定させたい。そう思うようになりました」。その気づきをきっかけに、社会保険労務士に相談するなどして働き方の根本を見直しました。「人に光を与える」「プライベートもしっかり充実したい」という思いをベースに、現在の仕組みづくりにつながっていきました。
働き方を見直したことで、うれしい発見があったのだとか。「販売のノルマをなくしても、業績は下がらなかったんです!」
社内全員の働き方を変え、プライベートも大切にするように意識が変わると、スタッフもいきいきいきとしてきました。保育園の送り迎え、家族の通院の付き添いなど、皆それぞれ、様々な事情はありますが、周囲と相談して相互にやりくりして、その分頑張ろう!とモチベーションはアップしているそうです。
栗原さんが話す「人に光を与える」「人ありきで事業が広がってきた」の具体例を紹介しましょう。
整備資格を持っている人が働くことになったら、その環境を整え認証工場の許可を取得したのだそう。あるいは、定年間近の人が立ちっぱなしの作業がつらくなるようであれば、外注していた店舗間の運搬作業の仕事を社内でできるように車載車を購入するなどしたそう。
「できること」や「やりたい思い」を形にする、その人・その力に光があたる環境を整えることで、結果的に事業が増え、良い循環が生まれました。
お客様もスタッフも笑顔になる販売システムを構築
新車・中古車両方を扱う販売店で働いてもらうにあたり、栗原さんは「マニアックな車の知識は必要ないんです」と言いきります。
新車購入時にカスタムが可能な「コンプリートカー」は、独自に構築した方法で販売しています。カスタムのデザインや部品をわかりやすい“セット”にまとめ、カタログや店内に展示しているモデルカーを見ながら、軸となるデザインから足し引きアレンジすることができます。すべてをゼロから積み上げる必要がなく、経験値による差が出にくいため、誰もが気軽にカスタムを楽しむことができると大好評です。
お客様が求められている具体的なイメージを共有しやすいと、スタッフが余裕をもって車づくりに寄り添えるようになりました。
カスタムの品質とサブディーラーのプライド
「カスタム車」というと、派手な塗装や装飾、車高を極端に下げた車をイメージする人が多いかもしれません。
株式会社NEXT STAGEでは、当然ながら車検に通る安全な車を納品させていただいております。好きなようにカスタマイズしても車検に通らなければ、それは車とは言えません。法令遵守は当たり前。スズキのサブディーラーとしてプライドを持って販売しています。
近年は「東京オートサロン」にも出展。カスタムの玄人の目にも受けるような商品やプロモーションも積極的に行っています。店舗ではファミリーやご夫婦で来られるお客様が多いのに比べ、会場ではカスタム好きな人や女性も多く「どちらのお客様にも満足いただき、商品のレベルアップにつながるよう生かしていきたい」と考えています。
スタッフのやりがい、社風について
研修期間は3か月間。現在在籍しているのは、ほとんどすべての人が中途採用・入社5年以上で、長い人は15年ほど働いています。
福生市の販売店で営業担当をしている塩野さんに、仕事のやりがいについて聞いてみました。
前職のメカニックの知識が役立つ場面もあるものの、やはりお客様に寄り添えるかが大事。「お客様にご要望をお聞きしながら作った車が、イメージ通りか、反応がいただけるまでは正直ドキドキです。お陰様で、お客様には大変喜んでいただいておりますが、なかでも『塩野さんでよかった』と言っていただいた時が、何より嬉しいです」と笑顔で話してくれました。
羽村市の整備工場の整備担当の高木さんは、「メカニック、工場長、フロント業務、店長を務めさせていただきました。一般の整備工場では行わない作業や重整備から電装系まで幅広くあるので、他とは違う経験が得られると思います」とカスタムと整備を担う責任と面白さを語ってくれました。
「やる気があれば、研修もどんどん受けられるし、活躍の場をつくります。入社時は車に詳しくなくて全く問題ありません。人として明るくコミュニケーションが取れる人・やる気のある人に働いてほしいと思います。NS LABO(整備工場)は現在とにかく多忙につき、鈑金業務経験者、大歓迎です」と期待しています。
求める人材 入社後の研修・資格
[求める人材 入社後の研修・資格]
●営業職は、専門知識よりもコミュニケーションが取れる明るい人物を求めています。入社後は自動車保険の資格を取得することが必須で、その他必要な知識は社内外の研修でどんどん吸収することができます。
●鈑金職は、若手の経験者・即戦力を募集しています。修理だけでなくカスタムの部品も製造するので、より希望に近い形を実現するために技術面と営業担当との協力的なコミュニケーションも大切です。洗車は「KeePer PRO」の実技研修も経験でき、待遇面も手厚く、安心と自信を持って働けます。
どちらも、何かやろうという意気込みを持ち取り組む人を募集します。しっかり力を発揮できる環境になっています。
[社員に好評な福利厚生]
福利厚生で特色あるのが、鍼灸師が施術するマッサージです。店舗内で週一回行っていて、これがスタッフに大好評だとか。「仕事や家庭で疲れた体やいろいろを、施術してもらいながらポロッと話して楽になってもらえたら」と栗原さんの心遣いが垣間見えます。スタッフも「この日を楽しみに出勤しています」と嬉しそうでした。