前編では、昭島で働く魅力として、ものづくり企業や人口増、財政基盤、モリパーク周辺の商業施設などを紹介しました。
今回の後編では、昭島に「住む」魅力に焦点を当て、深層地下水、昭島市民くじら祭、昭和記念公園、拝島ハイボールなど、暮らしの中で感じられる昭島らしさを紹介します。
▶ 前編はこちら:昭島で働く魅力|水とものづくり、人口増が支える街
昭島で暮らす魅力を語るうえで、まず外せないのが「水」です。
昭島市は、東京都の区市町村で唯一、深層地下水のみを水道水源とする街です。
毎日使う水が、街の個性そのものになっている。これは、昭島ならではの大きな特徴です。
そしてもうひとつ、昭島らしさを象徴するのが「くじら」です。
1961年8月、市内の多摩川河川敷で新種のくじらの化石が発見されました。
昭島市民くじら祭の名前は、この発見に由来しています。
水とくじら。
どちらも昭島らしさを語るうえで欠かせない要素です。
この記事では、昭島に住む魅力を、深層地下水、昭島市民くじら祭、昭和記念公園、モリパーク、拝島ハイボールなどから見ていきます。

深層地下水100%の水道水がある暮らし
昭島に住む魅力の中心にあるのが、深層地下水100%の水道水です。
昭島市は、東京都の区市町村で唯一、深層地下水のみを水道水源とする自治体です。
市の公式サイトでも、「あきしまの水」は昭島市の深層地下水100%の水道水であり、蛇口からそのまま飲める水として紹介されています。
昭島市によると、この深層地下水は、雨や雪が約10年から50年という長い年月をかけて地中にしみ込んだものです。
土壌がフィルターの役割を果たし、不純物を取り除きながら、ミネラル成分などを溶かし込むと説明されています。
その水を、深さ110メートルから250メートルの深井戸20本でくみ上げ、水道法に基づき必要最低限の塩素を加えて供給しています。定期的な水質検査も行われており、安全性が確保されているとされています。

水は、毎日の暮らしのあらゆる場面で使うものです。
朝、顔を洗う。
洗濯をする。
お風呂に入る。
料理をする。
そして、蛇口からそのまま飲む。
何気ない日常の中で使う水に、昭島らしさがある。
それは、住む場所を選ぶうえで見逃せない魅力です。
さらに、昭島の水の魅力はおいしさだけではありません。
水道料金の面でも、暮らしにやさしい特徴があります。
たとえば、口径20mm・月20㎥使用の場合、昭島市の水道料金は月額1,837円とされています。
一方、東京都水道局の料金体系を例にすると、同じ口径20mm・月20㎥使用では、上水道料金はおおよそ2,820円前後になります。
※下水道料金は自治体ごとに異なるため、ここでは上水道料金を中心に比較しています。
| 比較条件 | 昭島市 | 東京都水道局エリアの目安 |
|---|---|---|
| 口径20mm・月20㎥使用時の上水道料金 | 1,837円 | 約2,820円前後 |
| 水源の特徴 | 深層地下水100% | 河川水・ダム水などを浄水処理 |
| 水の特徴 | 必要最低限の塩素処理で供給 | 高度浄水処理などを経て供給 |
もちろん、水道料金は使用量や口径、下水道使用料、減免制度などによって変わります。
そのため、すべての家庭で同じ差になるわけではありません。
それでも、毎日使う水が、地域の資源であり、比較的料金も抑えられていることは、昭島で暮らす大きな魅力です。
さらに昭島の水は、地域のにぎわいにもつながっています。
その象徴のひとつが、拝島駅前商店会が展開する「拝島ハイボール」です。
昭島の深層地下水を使ったご当地ハイボールとして生まれ、拝島駅前商店会の「拝島ハイボール事業」は、第16回東京商店街グランプリで優秀賞を受賞しています。
水道水として毎日使う水が、地域の名物になり、商店街の活性化にもつながっている。
これは、昭島らしい水の活かし方です。
→ 水の良さが、暮らしの質と地域のにぎわいを静かに支えてくれる街です。
昭島市民くじら祭|くじらの化石から生まれた街の物語
昭島らしいイベントとして外せないのが、昭島市民くじら祭です。
この祭りは、1961年8月に市内の多摩川河川敷で新種のくじらの化石が発見されたことに由来しています。
いまでは50年を超える歴史を持つ、昭島の夏を代表するイベントになっています。
会場には地元商店が出店し、パレードやステージ、模擬店などが並びます。
そして、初日の夜を彩る大きな見どころが「夢花火」です。
昭島市民くじら祭の花火は、街なかで間近に楽しめるのが大きな特徴です。
大規模な花火大会とは違い、地域の祭りの空気の中で、近い距離から夜空に広がる花火を見上げる時間があります。
夏の夜、会場のにぎわいの中で花火を見上げる。
その体験は、昭島に住む人にとって季節の記憶として残っていきます。
くじらの化石という少し意外な地域資源が、祭りとして街に受け継がれている。
この物語があることも、昭島で暮らす楽しさのひとつです。
ただ便利なだけではなく、街に語れるストーリーがある。
それは、地域への愛着につながります。
なお、昭島にはこのほかにも、地域に受け継がれる山車や神輿、獅子舞、和太鼓などに触れられる「あきしま郷土芸能まつり」や、地元産業を知る機会となる「昭島市産業まつり」などがあります。
→ くじらの化石から生まれた物語と、間近で楽しめる夢花火が、昭島らしさを形づくっています。
昭和記念公園が身近にある暮らし

昭島に住む魅力として、昭和記念公園の存在も外せません。
国営昭和記念公園は、立川市と昭島市にまたがる広大な国営公園です。
立川のイメージが強い公園ですが、昭島側にも昭島ゲートがあり、昭島で暮らす人にとっても身近な自然環境です。
園内には広い芝生、花畑、サイクリングコース、水辺、こどもの遊び場などがあり、季節ごとに楽しみ方が変わります。
春は桜やチューリップ。
秋はコスモスや紅葉。
休日に少し足を伸ばすだけで、四季を感じながら過ごせる場所があります。
昭島で暮らす良さは、日常のすぐ近くにこうした大きな自然があることです。
子どもと一日遊ぶ。
夫婦で散歩する。
友人とピクニックをする。
一人で気分転換に歩く。
大きな予定を立てなくても、自然の中で過ごせる選択肢があることは、暮らしの満足度を大きく高めてくれます。
昭和記念公園は、ただのレジャースポットではありません。
昭島に暮らす人にとって、日常の延長にある大きな余白です。
→ 昭和記念公園が身近にあることで、休日の過ごし方にゆとりと広がりが生まれます。
モリパーク・アウトドアヴィレッジで過ごす休日
昭島には、自然を楽しむ気分をさらに広げてくれる場所もあります。
その代表が、モリパーク アウトドアヴィレッジです。
アウトドア関連のショップや飲食店、クライミングジム、ヨガスタジオなどが集まる複合施設で、昭島の暮らしに「外で遊ぶ」「体を動かす」「自然を楽しむ」という感覚を加えてくれます。
昭和記念公園で自然を感じ、モリパークでアウトドア用品やアクティビティに触れる。
そんな休日の組み立て方ができるのも、昭島ならではです。
「次の休みにどこへ行こうか」
「子どもと外で遊ぶ道具を見に行こう」
「今日は少し体を動かして帰ろう」
そんな選択肢が日常の近くにあることは、暮らしの満足度を高めてくれます。
昭島は、自然そのものが近いだけでなく、自然を楽しむ文化も身近にある街です。
→ 昭島では、休日の楽しみ方を身近な場所から広げることができます。
多摩川と玉川上水がある暮らし
昭島は、多摩川に近い街です。
市の南側には多摩川が流れ、北側には玉川上水があります。
水と緑が身近にあることは、日々の暮らしに落ち着きを与えてくれます。
休日に多摩川沿いを歩く。
子どもと公園で過ごす。
季節の変化を感じながら、少しだけ外に出る。
大きな予定を立てなくても、身近な場所で気持ちを整えられる。
それが昭島で暮らす魅力です。
昭島の良さは、日常の中に水と緑が入り込んでいることです。
水道水としての深層地下水。
昭島市民くじら祭につながる多摩川。
散歩や休日の時間を支える玉川上水。
そして、昭和記念公園の大きな自然。
それぞれが別々の魅力ではなく、昭島の暮らしの中でつながっています。
→ 水と緑が近いことが、日々のリフレッシュにつながります。
まとめ|昭島に住むことは、水と物語のある暮らしを選ぶこと
昭島に住む魅力は、便利さだけではありません。
東京都で唯一、深層地下水のみを水道水源とする街であること。
その水を活かした拝島ハイボールのような地域の名物があること。
くじらの化石から生まれた昭島市民くじら祭があること。
くじら祭では、地域のにぎわいの中で花火を間近に楽しめること。
そして、昭和記念公園や多摩川、玉川上水など、水と緑が身近にあること。
こうした要素が重なり、昭島には「ここで暮らす理由」が生まれています。
毎日の水。
休日の過ごし方。
地域の祭り。
身近な自然。
地元産業や商店街とのつながり。
その一つひとつが、暮らしに静かな満足感を与えてくれます。
水と物語のある街で、暮らしを整えたい。
そう考える人にとって、昭島はとても魅力的な選択肢です。

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