「ここで働きたい」人生道場のような厳しさとあたたかさで、仕事も人も成長・拡大続ける 株式会社 春クリーン

人づてでスタッフが集まる清掃会社。26歳で創業した相羽吉春さんの人生経験からあふれる思いが、人を惹きつけます。仕事とは人間力。「勉強ができなくてもいい。ここでは仕事を一人前にできる人間に育てます」と厳しくもあたたかい清掃会社が、新たな仲間を積極募集。

この会社の特徴

●建物の問題解決、清掃、内装工事 ●柔軟性と専門性で広がる会社  ●仕事を通して成長する    ●人間力を高める ●仕事も人生も大事にする 

株式会社 春クリーン

地域:昭島市

(記者:廣田 亜希子)

人づてでスタッフが集まる清掃会社。26歳で創業した相羽吉春さんの人生経験からあふれる思いが、人を惹きつけます。仕事とは人間力。「勉強ができなくてもいい。ここでは仕事を一人前にできる人間に育てます」と厳しくもあたたかい清掃会社が、新たな仲間を積極募集。

企業情報:株式会社 春クリーン
事業概要:(定期清掃・ガラス清掃・床面清掃・ロープ作業等による清掃・ハウスクリーニング・マンション等清掃、植栽等)、内装清掃、内装工事(外装ほかビルメンテナンス、塗装工事、電気、水道等設備工事、リフォーム工事全般)
住  所: 昭島市宮沢町2-24-10
代表取締役: 相羽 吉春

目次

逆境から前進へ「どん底なときこそ、這い上がっていく面白さがある」

「人の1.5倍は働ける」とテキパキ話すのは、株式会社春クリーンの代表取締役、相羽吉春さん。アスリートのように引き締まった体つきで、そう話す明るい笑顔に妙に納得してしまいます。

吉春さんがビルの窓ガラス清掃の仕事に出会ったのは、高校1年生のとき。近所に住む知人に誘ってもらったのがきっかけでした。当時、全日制の進学校に通学していましたが、3度の停学処分を受け退学することに…。その後、定時制高校に通いますが、17歳のとき、お母様が不慮の事故により他界されます。家庭環境が大きく変わり現実を直視した吉春さんは、18歳の誕生日を機に、自立の道を歩みました。

経済的余裕も後ろ盾もない10代の若者が、突然、社会の荒波の中を生き抜いていくことは、どれだけ不安だったか計り知れません。しかし「どん底なときこそ、這い上がっていく面白さがある」と、転んでもただでは起きない吉春さん。人並外れた精神力の強さと、清掃のアルバイトで培われた経験や出会いが、吉春さんを助けます。

当時、アルバイトながら本業並みに働いていましたが、勤務先の給与不払いが発生。ここでもピンチをバネに、僅か20歳にしてバイトの先輩と共に清掃業で独立起業します。「常に会社を伸ばしたい、成長し続けたい」という吉春さんは、人の1.5倍働き、休みは3か月に1回しかとっていなかったそうです。

一難去ってまた一難。数年後には、事業に対する価値観の違いでバラバラになってしまいます。

効率の良い段取り、家と現場の往復回数、現場の移動ルート、すべてを無駄にしない動きをして、極限まで生産性をあげるようにしていました。それでも人工(にんく)で働く限界を感じるようになり、会社として利益を確保し自身の収入もアップさせようと、2008年、吉春さんが26歳のときに二度目の独立、「春クリーン」を創業(2012年に「株式会社 春クリーン」に登記変更)しました。

創業後もクオリティを維持し続け、「清掃した結果が営業になった」というとおり、現場を見たお客さんから次の依頼や紹介を受け、みるみる仕事が増えていったそうです。
2024年6月現在、社員、アルバイト、連携している職人など80人ほどが働いています。春クリーンは、清掃作業から始まった会社ですが、内装清掃や外装工事を依頼されるようになり、内装工事も請け負うようになりました。

「経験が成長に」厳しくあたたかく人を育てる

吉春さんは、社内向けに大切している指針として「守破離」を挙げています。
守破離とは、昔から武道など日本で「道」がつく分野で大切にされてきた、心得の一つです。

吉春さんによると、
【守】――まずはそのやり方を守って行う、とにかく“全部守って、やる”。なぞることで理解する
【破】――それをちょっと自分なりにやってみる。自分で“考えて”やってみる
【離】――完全に“1人で自分の考えで、離れてやる”
ということ。

スタッフに求める姿勢は、これまでの経験を一度まっさらにして仕事に向き合うこと。過去の知識や経験を前提にするのではなく、目の前の「今」に向き合い、ここからどう成長したいかを考えています。

「様々な経験から逃げないでほしい」と、ここでの経験が成長につながると信じ見守っています。
春クリーンでは、仕事を覚えて一人前になるまで3か月、現場を任せるのは1年を目安に育成しています。現場を一人で任されるようになっても、その責任に押しつぶされそうになる人もいるそう。しかし、その経験こそが、成長の糧になるといいます。

吉春さんは、スタッフのAさんの、あるエピソードを話してくれました。Aさんが予定された日時に清掃のため現場入りすると、前日まで完了しているはずの他社の作業が全く終わっておらず、その会社の機械や重機も残っていたそうです。
Aさんは「こんな現場は、仕事ができません! 連日こんな状況です。もう担当から外してください!」と現地から吉春さんに電話をかけてきました。しかし、最初から逃げ腰なAさんに、吉春さんはすぐに手を差し出すようなことはしませんでした。

「とにかく話しました。似たようなことは私も経験していますから」「どれだけやったのか、逃げたらどうなるのか。できるから、やりなさい」と。困難を乗り越えることを経験し、成長してほしいと、心の中で応援していました。
その1,2年後に、Aさん本人から「あのとき、逃げなくて本当によかったです。」という言葉があったそうです。吉春さんも「失敗してもやる、経験しないと成長もできない」と、この一件を笑顔で振り返っていました。

未経験のこと、予想もしないこと、困難な場面に直面したときに、一つずつ乗り越えていければ、必ず成長できるし、その分、強くなれる。“吉春さんだから特別にできた”ということでもありません。「一度でも経験すると、次からは経験ゼロじゃなくなる。失敗してもいいから挑戦しよう。そういう意味で励ましています」と吉春さんは背中を押しています。

成長したい人と働きたい

一見、突き放しているようにも見えますが、吉春さんは「何か困難にぶつかることは、当たり前だと思っています。問題が起きているのは、前に進むサイン。だから失敗しても何も気にしません。それを一つずつ対処していけば正しい方向に行くし、仮にうまくいかなくても新しい道が開けるはず。経験こそが全てです」と、失敗や困難も成長できるチャンスに捉えています。

それでも、起きてしまうミスや問題をどのように克服しているのでしょうか。
「ミスが起きたとき、真摯に対応することが一番大事です。クレームこそお客様が我々を厳しく見ているとき。期待を上回った仕事をすれば、逆にファンになってくれる」と吉春さん。
普段から、高いクオリティの清掃で早く仕上げて、相手の予想を上回った仕事をする。その仕事に感謝されて、働く側も自信がつく。そんな好循環を、吉春さんは経験から学んできました。

順調に成長を遂げてきた春クリーンにも、経営が傾くほどの危機がありました。売上が急激に減少し、来月の給料が払えないかもしれないという状況に。そんなときに「ぼくは相羽社長の仕事しか、やりません」と、スタッフや業者仲間が援護し、危機を乗り越えることができました。強い信頼、スタッフとの絆が一層深まった出来事でした。

一人ひとりの人生も大切にする社内制度

「春クリーンを、一人ひとりの成長のためにうまく使ってほしいと、スタッフに話しています。会社のためになることは、スタッフのためになる。それぞれの成長も応援するし、会社のためになることを考えてほしい」と語ります。

吉春さんの苦労や経験は、教育や社風に反映されていて、学歴・経験不問、様々な背景をもった人たちが働いています。人づてに紹介されたり「春クリーンで働きたい」と直接門をたたく人もいて、そんな人たちとは、気軽に会ってみるそうです。なぜ人づてで人が集まるのか聞いてみると「僕も負けず劣らずの経験をしているから、どんな人でも普通に接することができるし、受け入れることができるのかもしれません」と答えてくれました。
「これまで勉強をしなかったり、働かなかったりは、過去の結果に過ぎない。気にせず来てもらえたら嬉しいです。シンプルになりたい自分になるかどうか。なりたければ一緒にやります」と吉春さんは力を込めます。
仕事さえしっかりやれば、誰でも受け入れる。厳しさの中に愛があり、働くうちに背筋がしゃんとし、生き生きとしてくる。やがて現場を任せられるようになり、支え合う存在になっていく。春クリーンの事業が清掃にとどまらないのは、スタッフ一人ひとりが可能性をもち、一緒に実現する会社になっているのではないでしょうか。

春クリーンは、まさに多様でそれぞれの個性光るスタッフがそろっていますが、明るく真面目な社風です。たとえば、社内には箱が置いてあり、全員で貯金しています。そのルールは「マイナスなことを言ったら貯金する!」。ゲーム感覚で「あ~あ言っちゃった」と、コインを入れ、お金が貯まったら、みんなで食事に行こうと決めています。なんとも前向きで明るい雰囲気です。


また、給与制度や休暇取得については、スタッフが働きやすいようにと柔軟に整えています。特筆すべきは、「日給月給」の報酬制度。日給+月ごとの利益を還元する方法で、働いた分の日当だけでなく、会社全体の利益分を毎月還元しています。「仕事を頑張った!と実感する頻度がとても高く、前向きに仕事できるんです。その仕事でお客さんが喜んでくれて、感謝もしてもらえる。それでまた嬉しくなって仕事がもっと好きになる。その好循環を作りたい」と考えて、日給+月給の報酬制度を取り入れています。

一方、休暇については自分の希望で休暇を取得できる「自由休暇制」を採用しています。現場やほかのスタッフとも調整し、育児休暇を3週間とった男性社員もいたそう。必要な休暇をとり、プライベートも充実、前向きに働ける環境を整えています。

株式会社春クリーンの事業は、清掃業から始まり内装工事にまで広がってきました。お客様のリクエストや小さなチャレンジに取り組み続け、現場ごとに責任を持ち仕事をやり遂げてきた成果です。
「誰でも働きに来てください。経験ゼロでいい。むしろ白紙な人を育てたい。清掃をできる人間になれば、活躍の場はたくさんあります。さらに内装工事ができるようになったら、すごい付加価値がつきますよね」と吉春さん。

実は、吉春さん自身に気づきがあり「これからも、まだ現場に立ちますよ」とも話しています。ビルの窓清掃はまだまだ誰よりも速いそうで、現場で指導する吉春さんから1.5倍の仕事術を吸収できるチャンスです。しゃきっと背筋を伸ばして、前向きな人生、働き方をしませんか。

募集要項

企業名株式会社 春クリーン
地域昭島市
業種清掃業
募集職種清掃スタッフ
業務内容清掃作業 内装工事
応募条件・歓迎スキル【応募条件】経験不問 【歓迎スキル】要普通免許(AT応相談)、ラインやスラックを使ったコミュニケーション・スケジュール管理
求める人物像成長し続けたい人
雇用形態正社員
給与最初は、10,000円/1日からスタート(※目安として、6ヶ月で月額30万円額面、2年で月額36万円額面、それ以上は出来高。70万円超も目指せます)
休日休暇自由休暇制 夏季・冬季休暇・特別休暇・冠婚葬祭・有給休暇・産休・育児休暇
待遇・福利厚生昇給あり、賞与年1回、交通費全額支給、社会保険完備、制服貸与、資格手当、懇親会、社員旅行、保養施設など福利厚生充実 野球部(年2回公式戦参戦)
勤務地・最寄駅東京近郊
選考の流れ❶下記、応募フォームより必要事項を入力・送信 ❷履歴書の送付 ❸書類・面接審査
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