

TAMAWORKでの連載から2年!24回目でラストとなりました!今までご愛読ありがとうございました。
最終回は集大成の「SDGsを採用戦略へ」です。
目次 ➖
1. 人が集まらない時代に
「人手不足」という言葉が、当たり前になってしまいました。
「採用したくて人材を募集しても集まらない」
こうした声は、この連載を始めた2年前と比べても、むしろ強くなっているように感じます。
人材不足が続くなかで、企業はこれまで以上に「選ばれる会社になること」が求められています。
その取り組みの一つとして、多くの企業がSDGs宣言を掲げ、環境や地域貢献への活動を進めています。
少し視点を変えて考えてみたいと思います。
そのSDGsの取り組みは、あなたの会社の“採用力”につながっているでしょうか。
2. 採用とSDGsを結ぶ視点

この連載では「採用SDGs」をテーマに、脱炭素経営、GX、BCP、スポーツと地域連携、サプライチェーン対応など、さまざまなテーマを取り上げてきました。
一見すると、それぞれ別のテーマのように見えるかもしれません。
しかし、根底に流れていた考え方は次の三つです。
・企業価値を高めること
・SDGsという社会的視点を経営に取り入れること
・持続可能という観点から企業経営を見つめ直すこと
そして、採用における企業価値とは最終的に“人に選ばれる力”です。
いまの求職者は、給与や条件だけで会社を選びません。
「この会社は社会とどのように向き合っているのか」「自分はここで誇りを持って働けるのか」
こうした問いに、きちんと答えられる企業かどうかを見ているのです。
3.SDGsは企業の姿勢を映す
SDGsは、単なる会社のアピールや宣伝のための言葉ではありません。
企業がどのような考え方で経営をしているのか、その姿勢を分かりやすく社会に伝えるためのものです。
そして、その姿勢は日々の具体的な取り組みの中に表れます。
例えば、
・求職者から選ばれるブランディング
・社員が定着する職場づくり
・企業の価値を伝えるWEBマーケティング
・経営力向上で採用協力を高める
・脱炭素に向けた小さな取り組み。
・地域イベントへの協力。
・災害に備えたBCP(事業継続計画)の整備。
こうした活動はすべて、企業が社会とどのように関わり、どのような役割を果たそうとしているのかを示すものです。
そして、その姿勢は採用の場面でも問われます。
「御社は、どんな未来を目指している会社なのですか?」
この問いに対して、自分たちの考え方や取り組みを具体的に語れる企業は強いのです。
4.健康への影響
火山灰が人体に接触・吸入されると、さまざまな症状を引き起こします。
まず目への影響です。火山灰が目に入ると強い異物感を生じます。こすってしまうと角膜にひっかき傷ができることがあり、痛みや充血、かゆみ、涙、ねばねばした目やにといった症状が現れます。重症化すると結膜炎や角膜損傷につながる可能性もあります。屋外作業や移動を伴う業務では特に注意が必要です。
次に呼吸器系への影響です。火山灰は非常に細かい粒子であるため、大量に吸い込むと鼻や喉の痛み、胸のしめつけ感、発作のようなせき、ぜーぜーとした息苦しい呼吸などの症状が出ることがあります。ぜんそくや慢性呼吸器疾患を持つ人では、症状が悪化する恐れもあります。
皮膚にも影響も及ぼします。火山灰が肌に付着するとべたつきや不快感が生じ、摩擦によって炎症や痛み、腫れを引き起こすことがあります。また、ひっかき傷ができた場合には、そこから二次感染が起こる可能性もあります。
そのため、降灰時に防塵マスクやゴーグルの着用を徹底し、長袖・長ズボンの着用を促すとともに、屋外作業時間の短縮や室内への灰の侵入防止策を講じることが重要です。従業員の健康保護は、事業継続の前提条件であるという認識が求められます。
5. 多摩地域の企業の強み
多摩地域は、国道16号や甲州街道(国道20号)、中央自動車道や圏央道が交差する多摩地域は、古くから人・物流・産業が集まる交通の要衝として発展してきました。
・高度な技術力を持つ製造業。
・地域に根ざし、長年信頼を築いてきた企業。
・スポーツや地域活動が盛んな街。
・そして、意思決定のスピードが速い中小企業。
こうした特徴を持つ企業は、大企業以上に変化に対応できる力を持っています。
持続可能な企業とは、単に環境に優しい会社という意味ではありません。
企業が10年後、20年後も社会に必要とされ続けるための経営の姿でもあります。
・人が育ち続ける会社。
・地域から必要とされ続ける会社。
・社員が誇りを持って働ける会社。
こうした状態を実現している企業こそが、本当の意味で持続可能な企業と言えるのではないでしょうか。
採用SDGsを実践する5つのステップ
では、企業がSDGsを“採用力”につなげていくためには、何から始めればよいのでしょうか。
私は、次の5つのステップをお勧めします。
① 自分たちの会社は何のためにあるのかをはっきりさせる
② その考えを社員みんなで共有する
③ 社会のためにできる小さな取り組みを始める
④ 地域との関わりを一つ増やす
⑤ そうした活動を会社の魅力として伝えていく
未来に向けたキックオフ
これらは特別に大きなお金をかけたり、新しい設備を用意したりする必要があるわけではありません。大切なのは、「社会や地域のことを考えて行動しよう」という姿勢を持ち、それを続けていくことです。
サッカーに例えるなら、どんなに立派な戦術ボードを用意しても、試合が始まらなければ意味がありません。
「今年こそ優勝を目指す」
そう宣言するだけでは、ゴールは生まれません。ピッチに立ち、パスをつないでゴールを目指す。その小さなプレーの積み重ねが、やがてチームの力になり、勝利につながっていきます。
SDGsも同じです。
宣言するだけでは企業は変わりません。小さな行動を一つずつ積み重ねて発信することで、初めて企業の姿勢が社会に伝わり、その会社の物語が生まれていくのです。そして、その物語を見ているのが、未来の社員です。
採用とは未来への投資。
SDGsとは未来への責任。
この二つは、本来切り離せるものではありません。
10年後、あなたの会社はどんなチームになっていたいでしょうか。社員が胸を張って「うちの会社で働いている」と言える会社でしょうか。
地域の若者が「ここでプレーしたい」と思える会社でしょうか。
持続可能な企業とは、売上が伸び続ける会社という意味だけではありません。

人が集まり、人が育ち、地域とともに長く戦い続けられる会社。
その第一歩は、今日のキックオフ。一本のパスから、試合は動き始めます。多摩地域の中小企業には、その力があります。未来に選ばれる企業を、多摩地域から一緒に増やしていきましょう。
プロフィール
梅澤 朗広
SDGusサポーターズ株式会社 代表取締役
日本JC公認SDGsアンバサダー
FC NossA八王子 アドバイザリーボード
大切にしている価値観:感謝・貢献・共創
野村證券、東京ヴェルディを経て2019年にSDGusサポーターズ株式会社を設立。SDGsの「持続可能な社会の実現」「誰一人とりのこさない」の理念に共感し、企業に対してCSV(共通価値の創造)の観点で事業活動と社会活動の両立に向けた経営サポートをおこなっています。SDGsと自社の活動に対する理解を深めてアクションを考えるワークショップや、様々なパートナーと連携して営業・広報・採用のサポートをおこなっています。
SDGsについて興味を持っている・相談したいなど、ぜひコチラにお気軽にお問合せください。

